１０月７日の朝日八幡神社発の巡町です。

古照の巡町は、かなりきついです。回る範囲が広いのと、全てを担いで回ります。台車等に乗せて運んで回るということをしません。もちろん、車に乗ってやってきた神輿より、かき夫達に担がれてやってきた神輿のほうが有難いし、盛り上がります。とは言っても、かなりの負担をかき夫に強いることになるので、実際には、なかなかできることではないのです。

今年は、例年以上にタイトなスケジュールで回らなくてはいけなくなったので、結構、走りました。もちろん、普通に歩いて担いで行くよりも、負担は大きくなります。まだ序盤のうちは、走りつつも笑顔です。

１４：００頃、おちゃ川橋で朝美と友好の鉢合わせです。１回目は、古照の後ろ棒が落ちました。当たる前から、後ろ棒のかき夫の肩がしっかり入っていないまま当たったように見えました。友好とはいえ、真剣勝負には違いない鉢合わせです。気が緩んでいるようなことがあっては危険です。

２回目の古照は、最も若手の乗り手が、鉢合わせデビューをしました。古照の乗り手は、このおちゃ川橋でデビューして、宵宮や本宮でも乗るようになっていきます。

近年の古照は、太皷隊が充実してきています。子供達が、小太鼓、大太鼓を駆使して、なかなかの演奏をしてくれます。今年も大活躍です。

古照の神輿は、移動中、人をよく乗せて行きます。実のところ、乗せていくような余力はないのですが、かき夫達は気合で担いで行きます。

神輿と一緒に、神官さんも町内を回って、お祓いをして回っています。神官さんとのお別れの際は、神官さんも含めて皆で喜びを分かち合ってからお別れするのが恒例です。

そして、古照には、最後の最後に、大頭取を乗せて、朝日八幡神社の階段上げがあるのです。これは、まさに死闘です。ここで、皆が１２０％の力を振り絞って、途中で休むことなく担ぎ上げていきます。大頭取も、かき夫達を１２０％のエネルギーで鼓舞します。この階段上げは、皆が１００％の力を出しても担ぎ上げることはできません。みんなよくわかり合っていますので、１２０％の力をひねり出してくるのです。古照の凄いところです。

登り切った後の差し上げです。素晴らしい光景でした。今年からの大頭取でしたが、大頭取として立派に勤めました。

古照の巡町をご紹介しましたが、これらはほんの一部です。他にもいろいろなことをやりながら、担ぎ回っています。試練もありますが、結局楽しいので、また一年後、皆が集います。

 

あれっ、今思い出したけど、１０月７日恒例の公民館前の全体集合写真を撮らなかったような気がする。コスモクリアが知らない間に、撮ったのかなあ。例年より余裕がなく、今の今まで気付かなかったけど。

 

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