駐輪場をコンクリート土間にしています。

すると、錆汚れができますよね。

自転車等の錆が床のコンクリートに落ちて、錆汚れがシミ付いてしまう、いわゆる’もらい錆’です。これは、水洗いや通常の洗剤等では落ちません。日常的によく見られる’もらい錆’は、洗面台や浴室に落ちていたヘアピンが錆びて、洗面台や浴室の床に、ヘアピンの形の錆が移るやつです。

駐輪場の駐輪は、新品の自転車ばかりではありませんので、当然、日常的に’もらい錆’汚れが、どこの駐輪場でも発生しています。一般的に、見慣れた普通の汚れになりますので、駐輪場のある程度の’もらい錆’汚れは、それ程、気になる方はいらっしゃらないかと思われます。

コスモクリア管理でも、駐輪場の’もらい錆’汚れの除去は、基本的にしません。

今回は、簡略的ではありましたが、一部の除去作業をしてみました。

錆が多目の自転車をお持ちの入居者様が、自分の自転車の所が’もらい錆’汚れが酷く、申し訳ないので自分で掃除しますとおっしゃいました。掃除方法があれば教えてくださいとのことでした。とりあえず、駐輪場の’もらい錆’汚れは、別に構いませんと応対しましたが、そういえば、除去するなら、どうやればいいのだろうと思いました。

個人的興味もあり、後日、ちょっと掃除してみました。錆とり用の中性洗剤（コンクリートはアルカリ性ですので、使用する洗剤は中性がベストです。）、使い捨てにするぼろタオル、ブラシ、シャワーホースを準備しました。

まず、錆とり用の中性洗剤を吹き付けました。錆に反応すると紫色になります。吹き付けてすぐに、紫色への変色が始まります。紫色になってから１～３分ほど待ち、ブラシで軽くこすって、まずは、ぼろタオルで、できるだけ拭き取ります。その後、入念に水洗いで流します。

流し終わった後です。一番最初の写真と同レベルのはっきりとした’もらい錆’汚れが点在していたわけですが、ほぼ綺麗に落ちました。

これは、紫色に変色した洗剤を、ぼろタオルで、できるだけ拭き取った後です。

それを、更に水洗いで流した後です。この部分は、錆跡が、まだ薄く残ってますよね。今回は、簡略的に試したような掃除をしましたが、正式な掃除でしたら、２、３回繰り返して、ほぼ落ちるまでやります。それでも、かなり薄くはなっています。

一旦、化学反応で強烈な紫色になり、何回洗い流しても、紫色が浮かび出てきました。ですが、入念に洗い流して、若干、まだ紫色がでていても、乾いてみると、ほぼその紫色はなくなります。

化学反応で除去できるので、すごく簡単に除去できました。ただ、紫色が残っては元も子もないので、入念に水洗いで流すのが、少し手間ではありました。駐輪場の場合、ザーザー流したいので、一時的に、自転車を全て移動させた方がやりやすいです。

 

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