【コスモクリアの作業】木製引き戸の戸車交換

カテゴリー:コスモクリアの作業

古い木製の引き戸の下に取り付けられている戸車が、朽ちて崩壊して引き戸が滑りにくくなることがあります。

引き戸が滑りにくくなり、敷居の溝に樹脂の小さな欠片が落ちているはずです。戸車の樹脂の車部分が朽ちてきているのです。何十年も経ってくると、自然崩壊してくることがあります。

引き戸を外して、下側の戸車をチェックしましょう。

 

こんな風に、木製引き戸下部に戸車を設置する窪みを削り出し、戸車が設置されています。

戸車交換の朽ちた戸車

戸車を外しました。車の部分が崩壊していますね。これでは戸車がまともに回らないので、当然滑りが悪くなります。

戸車交換の朽ちた戸車の拡大

戸車を交換しましょう。ホームセンターで市販されています。高さ調整可能の戸車にしましょう。この戸車で約500円です。

高さ調整の無い戸車と単純に交換しても、たまたま、スムーズに補修できてしまうこともあるかもしれませんが、元の戸車より数ミリ高さが違っただけで、引き戸を元に戻せない、建具枠に干渉してスムーズに動かないということは、よく起こります。その高さ調整に、戸車を設置する引き戸の窪みを微妙に削ったり、埋めたりして調整するのは大変です。

戸車交換の高さ調整可戸車

戸車の下側です。プラスの留めネジがありますよね。このネジを回すことで、若干の高さ調整ができるようになっています。

戸車交換の高さ調整可戸車の調整ネジ

今回の場合、高さ調整は簡単にできるとしても、既存の戸車とサイズが違うため、設置の窪みのサイズを更に削って、新しい戸車のサイズに合った窪みに加工しました。加工自体は、ノミと金槌があれば、比較的簡単にできます。かなり不器用であったり、大雑把であったりする初心者の方は、業者に任せた方がいいです。ノミで豪快に削り過ぎて、引き戸を壊してしまうかもしれないので。

戸車交換の設置穴の大きさが違う

戸車のサイズに合わせた窪みに削り、新しい戸車を入れて、引き戸を建具枠に戻して動きを確認して、建具枠に干渉しているようであれば、また引き戸を外して戸車の高さ調整をします。引き戸の動きがスムーズになるまで、確認と調整を繰り返します。

気を付けることは、高さと同時に傾きも見ながら調整することです。引き戸を閉じたときに、縦の建具枠と引き戸に隙間がないかも見ながら調整します。隙間が上にいくほど開いている、下にいくほど開いているとなると、引き戸の傾きを調整するわけですが、下に付いている2つ戸車のうち片方の戸車の高さを調整すれば、隙間ができる傾きを解消できるわけです。

 

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