賃貸でも持ち家でも、壁にはビニールクロスがよく使われています。その汚れの中には、よく手で触るような所が、数年もすると薄汚れになるものです。何かをこぼして汚したら、すぐ掃除しますが、数年かけて徐々に薄汚れていくような汚れは、放置したままになりがちです。

このタイプの汚れは、一度、水拭きすれば、あっさりとれてしまう場合が多いです。もし、放置している、このタイプの薄汚れがあれば、すぐ水拭きしてみてください。落ちれば、見違えるように綺麗になりますよ。

雑巾を４種類用意してみました。向かって左から、昔ながらの普通の雑巾（以下雑巾とします）、毛足の短いマイクロファイバーの雑巾（以下ＭＦ短とします）、毛足が中ぐらいのマイクロファイバーの雑巾（以下ＭＦ中とします）、毛足の長いマイクロファイバーの雑巾（以下ＭＦ長とします）です。いずれもホームセンター等で市販されています。向かって右にいくほど、値段が高くはなりますが、高くても数百円です。

結論から言いますと、向かって右にいくほど、汚れが落ちます。汚れが１０とすると、雑巾は５落とせます。ＭＦ短は７です。ＭＦ中とＭＦ長は９です。９も落ちれば、１ｍも離れてみた場合には、汚れのない綺麗な状態に見えます。

ＭＦ中とＭＦ長は、汚れ落ちに変わりはありません。水拭き掃除で、洗い直しながら何度も拭き掃除する場合には、毛足が長い分、洗うのも水を絞るのも、ＭＦ長のほうが、やや手間がかかります。水拭き掃除には、ＭＦ中が最適です。

これは、洗面所横のクロス壁です。一定範囲の薄汚れがあります。

汚れ部分のアップです。薄黒くなっていますね。

単なる雑巾で水拭きした後です。薄黒いのが、半分ぐらいの薄さにはなりました。中央に薄汚れが残っていますよね。これ以上は薄くなりませんでした。

ＭＦ短で、更に水拭きしました。結構、薄くなりました。よく見ると、わずかに中央の薄汚れが残っているかという感じです。

ＭＦ中で、更に水拭きしました。もう薄汚れがあった所はわからないといってもいいのではないでしょうか。

スイッチ回りのクロスの薄汚れです。手で触ってしまうので、だんだん薄汚れてしまいます。

雑巾で水拭きした後です。

ＭＦ中で水拭きした後です。よく見ると、薄汚れが残っていますが、普通にスイッチ辺りを見たときに、その薄汚れが気にならないぐらいのレベルにはなっていると思います。

 

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